Top >  フコイダンとはなに? >  フコイダンの構造とアポトーシス誘導作用

スポンサードリンク

フコイダンの構造とアポトーシス誘導作用

フコイダンの構造とアポトーシス誘導作用とはどういうものでしょうか?

コイダンは海藻のヌメリ成分のひとつである硫酸化多糖類で乾燥重量の約4%に含まれており、その構造はフコースと呼ばれている糖に硫酸基が結合したものが数多く連結したものを総称してフコイダンといいます。

第55回日本癌学界において1996年にフコイダンの抗ガン作用の研究報告」が発表されました。
その中でアポトーシス(Apoptosis)誘導作用という他の正常細胞に影響を与えず、癌細胞(異常細胞)だけを自滅させる働きで脚光を浴びました。

異常環境で老化したときの生物細胞には自ら自滅するように指令する遺伝子が組み込まれており、この働きで細胞が自滅することをアポトーシスと言います。
つまり、予め正常細胞にプログラムされていた死ということです。

人間が身体の健康を保っているのは、このアポトーシスによって体内で古い細胞が死んで新しい細胞が生まれてくるという代謝が繰り返されるからです。

このアポトーシスが全く効かなくなってしまった異常細胞がいわゆるガン細胞なので、これを放っておくと異常細胞は分裂・増殖を繰り返します。

この癌細胞に直接働きアポトーシスを起こさせる作用を持っているのがフコイダンであり、正常な細胞に対しては活性化させるため副作用はありません。

フコイダンの変異細胞を自滅させるアポトーシス作用とは、細胞が自らを死なせてしまうメカニズムのことで、生物のすべての細胞は、このアポトーシスのスイッチを持っています。
例えば、おたまじゃくしがカエルになるとき、尻尾がなくなるのもアポトーシスによるものなのです。
つまり、フコイダンには変異してしまった細胞を自滅させるパワーがあるというのです。

フコイダンが体内に入って変異細胞と接触すると、表面に飛び出ている自滅スイッチが押される結果、変異細胞の核に信号が送られて、DNAが壊され、細胞が死滅します。
これがフコイダンによる変異細胞への一次攻撃です。

さらに、フコイダンが自滅スイッチを押しても作動しないという事態が起こると、フコイダンは変異細胞に別の攻撃を仕掛けます。
フコイダンが、今度は力ずくで変異細胞の表面に穴を開けると、細胞の中でパーフォリンという物質が出され、それによってDNAが破壊され、フコイダンの二次攻撃となります。

このようにフコイダンによるアポトーシスの誘導は、一つの経路がだめならもう一つの経路というように、予備経路を備えて、確実に変異細胞を自滅させるメカニズムになっているのです。

そしてフコイダンによるアポトーシスは、正常細胞には障害を与えず、変異細胞にだけ作用することがわかっています。
つまりガン細胞だけにダメージを与えて正常な細胞には何ら悪影響を及ぼさないということであり、従来のガン治療と違って副作用がないといわれる所以です。

スポンサードリンク

 <  前の記事 ガンの生存率と死亡率と死亡者数  |  トップページ  |  次の記事 フコイダンの薬理作用  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://maxi.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/12

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

         
このページについて

このページは「フコイダンと健康との関係を考える」の記事のひとつです。

他にも多くの記事があります。トップページサイトマップもご覧ください。

スポンサードリンク

更新履歴