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高分子フコイダンと低分子フコイダン(2)

さて、フコイダンの多糖体の分子構造を分解すると一体どうなるでしょうか?
実はこのフコイダンの多糖体である分子構造を分解して糖の状態にしたものがすなわち低分子フコイダンと呼ばれて一般に販売されているものなのです。

これはもはや多糖体の状態ではなくなったものであり、どういうことかというとつまり単糖、2糖、オリゴ糖の状態になったものが低分子フコイダンといわれているものです。
厳密にはこの時点でフコイダン=多糖体ではなくなります。

すなわちそれは単なるオリゴ糖であり、フコイダン=多糖体ではなくなってしまいます。

全ての物質にいえることとして、その物質を形成している物質の最小単位である分子を壊したものは、果たしてその物質の持っている性質(生理活性)を保っているでしょうか?

例えば水を参考に考えると水の分子はH2Oであり、このH2Oが集まって分子体となり水という形態を表しているわけです。
従って水の分子H2Oを分解した結果、H と O になったものをいくら集めても水にはなることはできないわけです。

分子構造というのはそのものの性質を表す最小単位です。
すなわち、その分子構造を分解すればそのものの持っている特性(生理活性)は失われてしまうわけです。

ここで生理活性という意味は物質が本来もっている働きが生態に及ぶことをいいます。

フコイダンはL-フコースという糖が特殊な状態で3連鎖を繰り返して多糖体の状態になったものをいい、フコースとは糖類の一種でありフコイダンの場合はL-フコースとなります。

そして一般的には低分子化されたフコイダン製品は厳密にいうとフコイダンとはいえず、それを裏付ける実験内容としてマウスによるガン細胞への効果を低分子化されたフコイダンを使って実験した結果、その効果はほとんど認められませんでした。

この実験から判明したことは本来は多糖体であるフコイダンの分子構造を分解して大幅に分子量を小さくしたフコイダンには本来、フコイダンが備えている生理活性が失われていたということです。

つまり、低分子化されたフコイダンそのものの生理活性が失われた結果として本来のフコイダンとはいえない状態になっていたということです。

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