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フコイダンの成分と分子量

海藻類には昆布、ワカメ、モズクなどがありますが、それらは共通して表面がヌルヌル、ネバネバしています。
実はこのヌルヌル、ネバネバ成分こそがフコイダンといわれるものなのです。

フコイダンのヌルヌル、ネバネバ成分は海藻が潮の流れや砂、石などで表面が傷ついたりした際には外部から侵入する細菌などの外敵から海藻類自身を守る役割があります。
そして傷以外にも干潮の際に海藻類が海面から露出して空気中に晒された場合、海藻類の表面は乾燥してしまい、生命の危機に陥るのを防ぐ役割もあります。

これらのことから、フコイダンは海藻類にとっては自然の脅威から自身の身を守るために備わった貴重な成分なわけです。

フコイダンの構造は化学的には以下のものから成り立っており、10種類以上の多糖体といわれる多くの糖から構成されています。

 1.フコース
 2.ガラクトース
 3.キシロース
 4.グルクロン酸
 5.アルギン酸
 
フコイダンはこれらの糖成分に硫酸基が結合してたくさん繋がっているものなのです。

フコイダンは多糖類と硫酸基で成り立っているため硫酸化多糖類に分類されておりますが、フjコイダン以外の食品であるアガリクス茸も実は多糖類と知られており、フコイダンとの違いは硫酸基があるかどうかということです。
つまり、硫酸基はフコイダンにはあるが、アガリクス茸にはありません。

実はフコイダンのヌルヌル、ネバネバ成分は硫酸基が元となっているのです。
参考までに私達の体内にも硫酸基は存在しており、それは胃粘膜を覆っている成分に存在していて胃粘膜の保護に一役買っているというわけです。

硫酸基と多糖類の繋がりはフコイダンがその力を発揮する上で大きな関係があり、すなわち硫酸基と多糖類が結合することでフコイダンの本来持っている機能を維持しているのです。

これらのことからフコイダンを海藻類のモズクなどから抽出する際には結合している硫酸基と多糖類がお互いに分離しないように、そして結合量を減らさないように抽出しなければなりません。
しかし、そうはいっても実際には加工過程においてはどうしても硫酸基と多糖類は分離してしまうのです。

硫酸基と多糖類の分離を防ぐことは困難ですが、硫酸基と多糖類の結合量が一定基準以上保たれてフコイダンの本来の機能が失われることなく抽出することが知られており、具体的には結合量の一定基準量が13%あれば十分とされています。

さて、フコイダンにおける硫酸基と多糖類の結合量も大切ですがフコイダンにとってさらに大切なのがフコイダンの分子量といわれるものです。
フコイダンの分子量とはフコイダンを構成する分子の量のことであり、低分子フコイダンと高分子フコイダンに分かれます。

それでは低分子フコイダンと高分子フコイダンはどちらが良いのでしょうか?
結論からいいますと、どちらもそれぞれメリットがあるということです。

フコイダンは元来高分子の多糖類であり、多糖類と硫酸基が複雑に絡み合ってできている大きな分子ですが、例えばモズクに存在するフコイダンの分子量は、約20万から100万以上もあります。

しかし、人体が腸管から取り込むことが可能な分子量は5000以下であり、結果としてモズクをものすごく大量に摂取したとしても腸管から人体に取り込まれる量はごくわずかなのです。

さらには人体にはモズクなどの海藻類を分解するための消化酵素を持っていないため、例えモズクを大量に摂取したとしてもモズクに含まれるフコイダンのほとんどが体内に吸収されることなく体外へと排出されてしまうのです。

そこでフコイダンのそのような根本的問題を解決するために考え出されたものがいわゆる低分子フコイダンであり、元来の高分子フコイダンを低分子フコイダンに加工することで体内に無駄なく吸収されることが可能となったのです。

一般に市場に流通しているフコイダンサプリの多くは分子量が約3000から10000となっており、これでは例えフコイダンの含有量が多いとしても吸収率は悪いと考えられます。
つまり大部分のフコイダンが体外に排出されてしまうわけです。

一方で低分子フコイダンの場合は吸収率が良いとされますが、低分子フコイダンも高分子フコイダンもそれぞれのメリットがあるため、ケースバイケースで判断すべきでしょう。

ちなみにフコイダンを最も多く含有している海藻類はモズクであり、モズクは昆布の5~8倍のフコイダンが含まれているそうです。
従って多くのフコイダンサプリでモズクを原料としたものが流通しているのはそういう理由によります。

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