アトピー性皮膚炎

健康な人は花粉や室内の塵埃にさらされてもアレルギーは起きませんが、ある特定の人達はこれらにさらされるとレアギンといわれる抗体を容易に産出しますが、これをアトピーといいます。

すなわちアトピーとは気管支喘息、枯草熱、アレルギー性鼻炎などが現れやすい先天的過敏症を意味するのです。

このような遺伝子的要因が元で起こる皮膚症状をアトピー性皮膚炎といいます。

(1)アトピー性皮膚炎の原因

  アトピー体質ではレアギン抗体が生成されやすいため食物アレルギーになりやすかったり、
  あるいはさまざまなストレスに対して内分泌、自立神経、免疫系の異常を起こしやすいのです。

  それゆえアトピー性皮膚炎の直接的原因も特定の食べ物、汗、入浴、細菌感染、接触など、さまざまな要因が考えられます。

  そしてアトピー性皮膚炎は特に乳幼児に多く、乳幼児の腸が未発達なため食べ物の吸収が良くないことが原因だといわれます。

(2)アトピー性皮膚炎の症状

  アトピー性皮膚炎には以下の3種類があります。

 *乳児型
  
  生後2ヶ月から3ヶ月の頃、寒い時期に現れやすく頬の赤い湿疹から始まって、
  顔面に広がるとともに大きくなり盛り上がってきます。

  やがてこれが水疱となって、掻くとただれてカサブタとなり場合によっては頭部に広がります。
   
  そしてこの多くは2歳くらいまでに自然治癒します。

  
 *幼児型
 
  これは4歳から10歳の頃に見られる乳児型から成人型への移行型です。

  これは幼児期に初発することもあり乳児期から続くかあるいは一度治癒したものが再発することもあります。

 *成人型
  
  これは額、首、肘の内側、手足の内側、手足の甲、膝の裏側などの全身に見られます。
  盛り上がった湿疹が集まって乾燥した状態になるため皮膚が厚く硬くてカサカサになり著しい痒みを生じます。

(3)アトピー性皮膚炎の診断と治療

  アトピー性皮膚炎の症状は血液中にレアギンが存在するかあるいは皮膚をこすったら
  白くなるか、アセチルコリンの注射によって蒼白の膨疹を生じるかなどによって診断します。

  そして治療には減感作療法やステロイド軟膏などが使われます。

  乳幼児の場合は掻きむしって悪化することがあるためこれを防止するために手袋をつける、
  あるいは爪を切って清潔にしておく必要があります。

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