5.血液中の血糖値コントロール

血液中の血糖値をコントロールするには以下のようなものがあります。

1.糖は人間の活動エネルギーを生み出す大切な栄養素で、脳にとっては唯一のエネルギー源です。食事などによって摂取された糖は腸から吸収され血液中を流れる。
この血液中の糖の量が血糖値である。

2.食事などによって血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌される。
インスリンは血液中に流れている糖を細胞へと運搬、この働きによって糖はエネルギーとして有効に使われる。

3.インスリンの働きがなければ、糖がエネルギーとして使われず血液中に大量に溢れる状態になる。その結果、身体に様々な弊害を招く事もある。
そこで、インスリンが食事のたびに血糖値をコントロールしている。

4.インスリンは食後1時間程かけて上昇、その後2~3時間かけて降下する。

5.夏の暑い環境では消費エネルギーが高くなり、糖質の消費も高くなってくるということで、涼しい環境より暑い環境の方が糖質はたくさん使われる。

6.血液中の糖がエネルギーとして使われると、肝臓や筋肉に蓄えられていた糖が新たなエネルギー源として血液中へと流れ出して行く。
つまり、いざという時のために貯めていた糖が消費されていたという訳である。
夏の身体は無意識のうちに糖を求める状態になっていたのである。
また、朝食抜きも糖を欲する状態をつくる。

7.夏、身体が糖を欲している状態で吸収の良い糖を一気に大量に摂取すると、腸から糖がどんどん吸収され、たちまち血糖値が急上昇してしまう。
8.血糖値が高すぎるのは身体にとって良くない状態。すると、インスリンが異常を感じ一斉に出動し一気に糖を処理してしまう為、高くなった血糖値が急激に下がる。
これが夏に起こりがちな異変、血糖値の乱高下である。

9.麺類などの炭水化物にも糖が多く含まれている。炭水化物のみでは消化吸収が速いため、
たちまち血糖値の乱高下が引き起こされてしまう。

10.アルコール類には糖が含まれているものもある。
空腹状態で一気に摂ると急激に糖が吸収され易く、血糖値の乱高下が起こる可能性がある。
尚、食物繊維やタンパク質は血糖値の急上昇を和らげるので、麺類、アルコール類と一緒に摂ると良い。

11.夏、身体が無意識に糖を欲している状態で、"一気に""糖だけ""空腹で"これらの間違った糖分摂取が血糖値の乱高下を引き起こすことになる。

12.膵臓は高い状態の血糖値を元に戻すため大量のインスリンを分泌する。
しかし、急激に増えた糖を全部処理するのは困難で、インスリンは余った糖を脂肪細胞へと溜め込んでしまう。その結果肥満傾向になりやすく、いわゆる"夏太り"になる。

13.たびたび緊急事態に対応する膵臓は、過剰反応を起こし易くなる。
その結果、少しの糖を摂取しても大量のインスリンを分泌することになり、身体や脳がエネルギー不足に。その結果、倦怠感・だるさなどの"夏バテ"の症状が起こる。

14.黒糖の黒い色素成分であるフェニルグルコシドは、血糖値の上昇を緩やかにする作用を持つ。
フェニルグルコシドは腸の中で余分な糖を捕まえて体外に排出する働きがある。
つまり余分な糖が吸収されないので血糖値の急上昇が起こりにくい。

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