4.体脂肪と内蔵脂肪

体脂肪と内臓脂肪とはなんでしょうか?

1.体脂肪は、皮膚の下の皮下と内臓が詰まったお腹の二箇所に溜まる。

2.人間の体内は、薄いコラーゲンで出来た二つの袋で守られている。心臓や肺を守る胸腔と胃や腸を守る腹腔の二つである。

3.腹腔には胃や腸が動けるように、内蔵の間に空きスペースがある。内臓脂肪とは内臓が脂肪化するのではなく、腹腔の内臓間に脂肪が溜まることである。

4.内臓脂肪が溜まっているかがわかる簡単チェック方法。⇒ お腹をへこませた時と通常時の差が男性で10 %未満、女性は8 %未満だとお腹に脂肪が溜まっている可能性が高い。

5.食事で入った脂肪は胃を抜け小腸から体内に吸収される。そして血管を介して血液中に入った脂肪は、身体を動かすと筋肉などでどんどん使われる。

6.飲酒後にラーメンなどを食べて直ぐ寝てしまうと、脂肪は使われずに血液中に溢れ出す。すると溢れた脂肪は腹腔の腸間膜(内臓間にある主に小腸を保護し支えているコラーゲンで出来た膜)に移動しどんどん溜まっていく。使われずに体内に余った糖分も腸間膜に向かい脂肪へと変化し溜まる。運動などで筋肉を使われない限り内臓脂肪が減ることは無い。

7.内臓脂肪は余った脂肪を一時溜める収納場所で、内臓脂肪が溜まると胸腔と腹腔の境目にある横隔膜(肺の呼吸作用を助ける筋肉)が胸腔に向かって押し上げられ、肺が小さくなる。

8.急に走ったり階段を駆け上がると動悸や息切れがするのは、内臓脂肪が溜まり肺が小さくなって酸欠状態(体内酸素濃度が96%未満)に陥った可能性がある。肺が小さくなると体内に取り込む酸素量も減少し、脂肪が効率よく燃やせなくなるので、ヤセにくく太りやすい体質に変わる。

9.体内の酸素が足りないと、身体を構成する60兆個の細胞に酸素が行き渡らなくなるので、細胞レベルでの悪影響が出て内臓脂肪が溜まり易く、その内臓脂肪が引き金となって動脈硬化や血栓が出来やすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす。⇒メタボリックシンドローム

10.内臓脂肪を減らすには、横隔膜を動かすことが必要。お腹の脂肪で上に押し上げられた横隔膜、これを動かし肺を膨らませると体内に大量の酸素が入り、脂肪が燃え易い身体になるだけでなく、横隔膜を動かす事によって腸も刺激を受け"ぜん動運動"(便を送り出すための動き)が活発化、そのエネルギー源として内臓脂肪が使われる。

11.横隔膜ストレッチのステップ 1 ⇒ お腹に両手を当て口からゆっくりと息を吐きながら上体を前に倒し、お腹をしぼりきるようにへこませ息を吐ききる。次に上体を起こしながら胸を張って、お腹を前に突き出すように鼻からゆっくりと息を吸う。横隔膜の動きを意識しながら、「吐く」「吸う」で1セットを5セット行いましょう。

12.横隔膜ストレッチのステップ 2 ⇒ 両手を頭の上で組んでひじをしっかり伸ばし、口からゆっくりと息を吐きながら上体を前に倒しお腹をへこませる。次に鼻からゆっくり息を吸い込みながら、胸を張ってお腹を前に突き出すように上体を起こし両手を上に伸ばす。「吐く」「吸う」で1セットを5セット行いましょう。

13.横隔膜ストレッチをすると、通常1,5cmしか動かない横隔膜を7~10cm動かすことができる。そのため通常呼吸より1,5~2倍も多く酸素を摂取するので、脂肪が燃え易い体内環境が作られることになる。1日に3~4時間ごとに行うと効果的である。

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