糖尿病の診断

糖尿病の恐ろしいところは自覚症状がなかなか現れないうちに静かに進行することです。
そして気がついた時には既に症状がかなり悪化しているのです。

普段から定期的に検診を受けていない人の場合は尚更のこと、発見が遅れるわけです。
それから全く無症状のうちに着実に合併症状が進んでおり糖尿病が発覚した時には、既に取り返しのつかない状況にまで症状が悪化しているのです。
そして検診などで糖尿病と分かっていても自覚症状が殆どないために具体的な治療を受けずに、結果として病気をますます悪化させてしまう人が多いわけです。

しかし、初期段階でも何らかの自覚症状は現れますので、よく観察注意すれば手は打てます。
例えば糖尿病の初期段階でみられる典型的な自覚症状は以下のとおりです。

(1)尿の量が増える

(2)のどが渇く

(3)水を多量に飲む

(4)体重が減る

(5)疲れやすくなる

初期段階で現れる自覚症状は尿の量が増えることですが、これは血液中の糖が増えて尿の中にも糖が出るようになり浸透圧の影響で尿が増えることによります。
そして尿の量が増えると脱水症状が起こってのどが渇き水分を多く摂るようになります。

その後、症状が進むにつれて自律神経障害が起こり、男性の場合は勃起障害が起きたりします。
さらに症状が進行していくと眼が霞む、視力が低下する、全身がむくむなどの腎臓障害も起きます。
しかし、この段階になっても尚、自分自身は糖尿病という自覚がなくどんどん症状だけは悪化していくということも決して珍しくありません。
特に肥満気味の人でよくのどが渇いて水分をとるなどの他関連の自覚症状がある人は糖尿病を疑ってみる必要がありますし、早い対応が望まれます。

糖尿病を確実に診断するには静脈から少量の血液を採取する血液検査によって血糖値が110以上であれば糖尿病境界域型であり、126以上であれば糖尿病型と診断されます。
参考までに健康な人の血糖値は60~110の間となります。
尚、血液検査だけでは判別がつかない場合がありますが、その時はブドウ糖負荷試験と呼ばれる検査を行います。
その他の検査としてはグリコヘモグロビン検査というのもあります。

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