ウコン(うこん)の概要
ウコン(うこん)は黄色の染料としても世界的に知られております。
その根茎は熱帯では食物の香辛着色料、とりわけカレー粉の成分として不可欠なものであり、
ウコン(うこん)の英名であるターメリックという名称の起源は欧州であり、
中世ラテン語の「土地の恵み」という言葉から導かれたものです。
ウコン(うこん)という言葉は日本名ですが、本種の根茎に対する生薬上の漢名は鬱金であり、
草学者は漢方のキョウオウすなわち春ウコンの根茎をウコンの同類として扱ったため、
これによって両植物が混同されているため注意が必要です。
英名のCurcumaはウコン属の一般的な名称ですが、これは特にターメリックのことをいいます。
そしてターメリックは食品着色芳香料として同じく黄色を表すサフランの名を借りてIndian saffron(英)、Safran des Indes(フランス)、Lange Safranwurz(ドイツ)、サフラン(大和本草)などの名もあります。
そしてウコン(うこん)の属名であるクルクマ(Curcuma)は黄色という意味であり、アラビア名のクルクマ(Kurkum)がラテン語化したものです。
ウコン(うこん)は真の野生は知られておらず東南アジアや南方に原産したとされています。
現在の栽培品は永く栄養繁殖と選抜を重ねてきたもので、遺伝的にはある不明の原種と、インドに野生する品種との交雑から生じたものとされており、ひとつの栽培起源種であるとようです。
そしてインドの栽培起源が最も古く、また多く栽培されていることからみて、ウコン(うこん)は作物としてインドに発生した可能性が高いようです。
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